トランクルームの利用を検討している方は押さえておきたいメリット・デメリット

住宅の収納場所が限られており、荷物などの置き場に困っている方で選択肢の1つとしてあげられるのはトランクルームの利用ではないでしょうか。
当記事ではトランクルームを利用する前に知っておきたい、メリットやデメリットに関する概要を紹介していきます。

そもそもトランクルームとは？

トランクルームとはコンテナボックスや施設などを使用し、有料で荷物などの保管場所として提供を行うサービスです。
別の呼び方としてレンタル倉庫や、レンタル収納ともよばれることもあります。

ここ数十年では首都圏や地方都市といった人口が集中するエリアで高い需要を誇り、街中で利用者募集のトランクルームを見かけることも多くなりました。
さらに首都圏の人口集中によりライフスタイルの変化や住居スペースが狭くなっていることから、トランクルームの需要が高くなっています。

トランクルームを利用するメリット

近年需要が増しているトランクルームですが、利用を検討している方が気になるのはメリットの数々ではないでしょうか。
そこでトランクルームを利用するメリットの一例について、順を追って概要を紹介していきます。

荷物を移すことで空きスペースを活用できる

トランクルームを利用する最大のメリットは、住居スペースの荷物を移動することで生まれた空きスペースを利用できる点です。
特に首都圏で土地面積の広い住宅は、地方に比べて金銭面的に厳しい条件となるケースが多いため収納スペースが限られてしまいます。

その結果、貴重なスペースを、どうしても捨てることができない荷物などで圧迫しがちです。
ですが、トランクルームを利用し不必要な荷物を移動することで、空いたスペースを書斎などに活用することができます。

また、シェアハウスなど、荷物をたくさん保管できない住居に住んでいる方でも、保管用スペースを確保できるのがトランクルームのメリットです。

オフシーズンで利用しないものを収納できる

トランクルームを利用するメリットとして、季節外のため利用しないものを収納できる点が挙げられます。
例えば、扇風機や草刈機といった季節ごとにしか使用しない道具は、夏の利用のみで冬には使用しません。

ですが、利用しない冬の間は荷物として、住宅の貴重な収納スペースを圧迫してしまいます。
そこでオフシーズンで利用しない道具は、トランクルームに保管することで住宅スペースの圧迫を防ぐことが可能です。

またスノボー用品やキャンプ用品といった、シーズン毎にしか使用しない保管スペースの場所を取りがちな趣味道具を収納することもできます。
さらに業務用のクーラーボックスや大型ストーブといった、仕事で利用する大型用具の保管場所が必要な方にもトランクルームは最適です。

そんなシーズン毎にしか使用しない大型道具の置き場としても、トランクルームは保管先として優れた選択肢の1つとなります。

コレクション・趣味用品の保管庫として活用できる

一定の保管スペースを確保する必要がある、コレクションなどの収集物を保管する場所を求めている方にもトランクルームはおすすめの選択肢です。
例えば、限定物のフィギアやプラモデルといったホビー用品や、骨董品や楽器、衣装などコレクターに人気のグッズは保管場所を圧迫しがちです。

そこで、トランクルームを利用することにより、コレクション専用のスペースを確保できるため、家族に迷惑をかけず収集を楽しむことができます。
さらに、トランクルームは自身のプライベートな空間を確保することができるサービスが多いため、一目を気にせずコレクションを楽しむことが可能です。

そのため、トランクルームは大切なコレクションや趣味用品の保管場所としても、利用をおすすめしたいサービスとなります。

材料や仕事道具置き場として利用できる

首都圏といった広い住宅スペースの確保が難しいエリアでは、かさばりがちな建設用具や材料といった保管場所に困るケースがあります。
特に、建設業界では大型電動ハンマーや巨大バールなど、大型の仕事道具を常に自家用車に乗せるのは煩わしい場合が珍しくありません。

そこで、トランクルームといった収納スペースを活用することで、仕事道具が保管できるだけではなく材料の保管庫としても活用することができます。
また、仕事場の近くや通勤の道中など利便性の良い場所で借りることで、日常的に利用することができるのもトランクルームのメリットです。

トランクルームを利用するデメリット

トランクルームの利用メリットを紹介してきましたが、忘れてはいけないデメリットについてです。
そんなトランクルームを利用する上で、利用を検討している方が事前に知っておきたいデメリットについても解説していきます。

毎月の固定費の負担が大きい

トランクルーム最大のデメリットは、毎月の固定費が発生してしまう点です。
サービスを利用する以上、仕方がありませんが毎月事前に決定された額が出費として発生するため家計に負担がのしかかります。

高額なトランクルームを借りた場合には、収納スペースの多い戸建賃貸に引っ越してしまうほうが固定費としては割安になるケースも。
そのため、無駄な出費を防ぐためには、必要最小限の広さを誇り収入事情に見合ったトランクルームの利用が求められます。

近所は利用者で埋まっている可能性がある

残念ながら近年の高い需要により、近所のトランクルームが利用したい時に全て埋まっている可能性があります。
そのためトランクルームを借りたいタイミングで、住宅から遠方のトランクルームしか利用できないトラブルも発生しがちです。

自身のタイミングでいつでも近所のトランクルームを借りることができないという点も、利用する前におさえておきたいデメリットの1つでしょう。
運営会社も会社として利益を出し続ける必要があるため、トランクルームの利用者がいない「空いた状態」が生まれないよう経営努力を行います。

結果として近所のトランクルームが全て満室という可能性も考えられるため、自身が借りたいタイミングで借りることができない可能性がある点もおさえてきましょう。

利用条件に厳しい制約が伴う場合がある

トランクルームを提供しているサービスの中には24時間の出し入れが不可、係員の立ち会いが必要といった制約が伴う場合があります。
そのため早朝に荷物の出し入れを行いたい場合など、利用の際に思わぬトラブルへ発展してしまう可能性があります。

またトランクルームを借りるためには賃貸物件のように、保証人が求められるケースも珍しくありません。
そのため利用条件は契約前に入念に確認するなど、自身の利用目的に沿ったサービスを提供しているトランクルームか入念なチェックが必要です。

トランクルームを利用するメリット・デメリットまとめ

最後にトランクルームを利用する上で事前に知っておきたいメリット・デメリットをまとめてきます。

• 住居スペースの荷物を移動することで、生まれた空きスペースを利用できる
• 季節外として利用しないものを収納できる
• コレクションなどの収集物を保管することができる
• かさばりがちな建設用具や材料といった保管先としても優秀
• 毎月事前に決定された額が出費として発生する
• 住宅近所のトランクルームが利用したい時に全て埋まっている可能性がある
• 24時間の出し入れが不可、係員の立ち会いが必要といった制約が伴う場合がある

これからトランクルームの利用を検討している方は、参考としてお役立て頂けたでしょうか。
近年の需要増加により、首都圏や地方都市で見かけることも多くなってきたトランクルームといったレンタル収納スペース。

そんなトランクルームのメリット・デメリットを踏まえた上で、自身にピッタリの保管スペースの利用を検討してみてはいかがでしょう。